riquの日記

ベースとたまに旅行関連の話についてまとめております。

MIYAGI KOGYOの靴をオーダーした

来週末8月19日金曜日の夜に私は地元山形へ旅立つ。旅立つと言っても残念ながら恒例となるただの帰省だけども。

夏に帰るのは実は結構ぶりじゃないかなと思う。一応ネタの少ない当ブログ(というかチラシ裏のメモ書きみたいなものだが)では、必ず毎年毎シーズン同じネタになるものの、ないよりはマシか程度にネタとして挙げて書いている。

向こうに行ったら今回の帰省では久しぶりにお隣宮城県仙台市へ赴くことになる。都会から田舎に帰ってまた都会に旅行行くのかよとか考えると少し考えてしまう部分はあるが、東京とはまた違った景色、食、気候などなど堪能出来るんじゃないかと考えることにして、今更になって出かけた違和感はグッと飲み込むこととする。


前回と次回の旅行の間に、ということでベースに続いてお高い趣味であるスーツや靴の話でもしようかなと思う。



結構服や靴のサイズ感に困って20数年生きてきた。肩幅に合わせれば裾丈は当然長くなるしウエストも全く合わないもんだから余分な生地が余っちゃってブカブカ感が出たり、それならばとウエストに合わせると一応肩幅に合わせるよりかは幾分かマシなのだが、肩が突っ張る感じが出て見栄えが完璧かというとそうでもないみたいな感じになる。

そして靴だが、実寸27.5らしいのだが、足の幅と甲がそれぞれ28、29くらいの大きさで、こればかりはデカい部分に合わせてやる必要が必ずある。そうすると固い革靴や、例えばナイキのエアフォースワンのようなタイプの靴なんかはどうしても29くらいのサイズを選ばなければならない。身長がもう少し、それこそ185とか190とか今より10cm、15cmほど高ければ違和感はなかったのだろうが、まるで海外アニメのキャラクターかってくらい大きく見える。実際大きいんだけど。

あとこの微妙に合わないとかが結構身体に負担を強いているようで、疲れるのだ。
スニーカーは伸縮あるやつしか選べない。そういえば最近Y-3 RUNNER 4Dを何となく試着させてもらったのだが、初めて27.5が入った。入口は狭かったけど、スニーカー関連に対しても多少の光が見えた。



一応リモートワークなので、必要かと言われると絶対に必要だというわけではないにしろ、一応野望として転職と移住を未だに掲げている部分はある。それら先々で今と同じ生活が出来るのかというと可能性は高くもないと思っているので、準備やら今を楽しむやら色々な理由からこうして数年前からオーダーをかけて作っているというわけだ。



靴は今回2足目になる。
毎度お世話になっているZerbino新宿店にてオーダーをかけさせてもらった。
前回は宮城興業の通常ラインナップに入っているダブルモンクで、なんとなくスエードで作ってもらった。靴底はゴムとかではないから雨用ではない、完全に趣味である。

ちなみに宮城興業とあるが山形県にある会社で作られているらしい。宮城興業(山形県)ということだ。ややこしい。


宮城興業と違い、MIYAGI KOGYOは箱が赤い

今回オーダーさせていただいたのは宮城興業の中でもワンランク上のMIYAGI KOGYOの造りのものになっている。
宮城興業が通常ライン、MIYAGI KOGYOが上のラインで、楽器メーカーで説明するとFenderFender Custom Shopかとかそんなレベルじゃないだろうか。



タッセルローファー

Zerbinoでは毎シーズン、だいたい2月頃と8月頃に宮城興業トランクショーというイベントを開催していて、通常ラインでは選ぶことが出来ないデザイン、レザーなどを選んで作ることが出来る。このタッセルローファーも元々はこのトランクショー限定デザインだったのだが、あまりにもこのトランクショーで利益が出るくらい沢山のオーダーがかけられているらしく、結構問い合わせも多かったようで恒常化された。このMIYAGI KOGYOのローファー関連はいつでもオーダー出来るようになったとのことだ。

ローファーの種類はだいたいざっくり3つで、ローファーと聞いてまず思い浮かべられるであろうオーソドックスなあの形、上のようなタッセルがついている形、バタフライローファーという甲の部分のサドルという箇所、これが蝶の羽のように折り重なっているような形のものから選べる。バタフライローファーはあまり見ることはないんじゃないかなと思う。自分も元々靴などは詳しくなかったので、こういう可愛らしい形のものもあるのかと知ったのはつい最近のことである。調べるとクロケットジョーンズなどが作っているらしい。あと残念ながらGUCCIなどが展開しているホースビットローファーなどはまだ作られていない。

タッセルローファー自体は宮城興業ラインでもデザインとしてはあるのだが、MIYAGI KOGYOのデザインとは全然形が違う。
カタログがZerbinoの多分各店舗で確認出来ると思うが、こちらの方が比べて見て分かるくらいハイブランドのタッセルローファー感が凄い。レザーはなんだっけ、詳しくないので恥ずかしいことに忘れてしまったのだが、確か宮城興業ラインで選ぼうとするとまぁまぁ高い有料オプションのやつだったと思う。そういうのもMIYAGI KOGYOラインなら無料オプションになる。そう考えると安いのでは?とも思わなくもない。


タッセルローファーの中にもタッセルの形のようなものが確か3種類くらいから選ぶことが出来る。頑張ってZerbinoブログ漁って見てきたけど下記の通り。

・タッセルローファー

・編み上げタッセルローファー

・ウイングチップタッセルローファー

今回自分がオーダーしたのが真ん中の編み上げタッセルローファーだ。タッセルローファーは多分紐が編み上げになっていないただの紐みたいなやつが通ってるやつで、ウイングチップタッセルローファーというのがなんかつま先とかに模様みたいなのがあるやつと言えばわかるだろうか。小さい穴とかライン入ってて模様になってるやつ。

ヒドゥンチャネルで靴底やヒール箇所が楔型だから本当に高級感ある。とてもじゃないがこれ履いてオーダーしたスーツ着てる時は安月給で労働している雑魚ナメクジには見られないだろう。


俺の足のサイズ感に頑張って合わせて作られてるからボッテリしてる

そもそも1枚目の写真から見て分かる通り、何となくボッテリとした形にいなっているのにお気づきだろうか。『MIYAGI KOGYO タッセルローファー』で画像検索をグーグルなどでかけると、Zerbino公式ブログに行きつくと思うので、そこに掲載されているタッセルローファーと形を比べて見てほしい。いかに足のサイズ感が狂っているかということが見て分かるはずだ。でも、そんな異常靴サイズ人権皆無人間でもこうしてピッタリフィッティングで作ってくれるのがオーダーの良いところ。

これ何のオプションをかけたかというと、両足の甲を広げる(片足+1000円を両足にかけたので2000円)、両足の外側のでっぱり部分を広げる(これも片足+1000円なのでここまでで4000円)をやった。これはトランクショー開催初期では出来なかったオプションらしく、こうして沢山の人が沢山オーダーした実績からつけられるようになったオプションである。これ当たり前なんだけど元々の木型の形からまぁまぁ外れるようなオプションのかけ方になるので、作り手からすると少し嫌な気持ちにさせられるんじゃないだろうかと思う。既存の木型からわざわざ俺の足のサイズに合わせて広げたりするのだから、置いて見た時の見栄えもシャープさに欠けるわ作るのも面倒だわ、なんやねんコイツはって思われたに違いない。申し訳ございませんでした。

実際店舗で受け取って箱から出して見た時に、「店にいつも置くようになったサンプルより横にデカくてボッテリしてるな?」とは確かに思ったが、同時に足のサイズに合わせるとなんでもこうなるんだなと悟ったわけだ。


履き心地はローファーなので足にピッタリキツ目になっているが、苦しいとか痛いとか、逆にかかとが浮いてしまうなどといった不快感も一切なく、大切に管理していけば今後何十年でも履いていけそうだなという感じだ。


宮城興業のダブルモンクとMIYAGI KOGYOのタッセルローファー

こんな感じ。まだオーダー靴は2足だけなので、今後は日ごとに履きまわしが効くくらいの靴は用意していきたいと思っている。高くつくがその分靴が長持ちしてくれるからだ。今ちょうどリモートワーク中なので、先々のことを考えれば急務だと言えるだろう。ちなみに次の靴はもう決まっていて、スーツにも普段着にも合うブーツを作ろうかと思っている。とくに冬帰る時とか梅雨時期とかに履けるやつがちょうど欲しいなと思っていたところなのだ。雨や雪時用の普通の靴もいつかは作りたいわねとは思う。その前に冠婚葬祭とかでも使えるオーソドックスな靴を作らんかい。


購入後にクリームを塗った

レザー好きの友人からのアドバイスに従い、購入後の靴にクリームを塗ってあげた。
購入直後の塗る前と比較してもピカピカしてる気がする。いい顔してるね。


ちなみに納期は1ヵ月半から2か月ほどとなっている。6月の中頃だか入った頃だかにオーダーしたんじゃないっけかな。他の造りがもう少し複雑なやつだと最大納期4ヵ月となっているようで、受け取った日に一緒についてきてもらった友人がその場でMIYAGI KOGYOラインのダブルモンクをオーダーかけていたけど、なんだったか理由は忘れたがそれは納期が4ヵ月となっていた。4ヵ月で7万円くらい、俺の2か月で7万円と比べると実質タダ感が増す(危険な思想)


仕事などで綺麗なところに立つことが多いとか、人の目も気にしなければならない立場の人などで服も靴も俺のようにサイズが一切合わなくて困っているという人は一度オーダーしてみるといいかもしれない。



場所はここ。新宿駅西口から若干、ほんの若干歩いた場所にある。近くにギャラクシーメガちんぽこタワーとPS5みたいなビルがあるので分かりやすいと思う。そういえば秋葉原にも謎のPS2ビルが建ってたけど、東京都SONY推しか?





以上、前々からしたいと思っていたファッション関連自慢になる。
こういう服とか靴着用して外出ると無敵感を味わうことが出来る。ここまでしている理由の1つに俺自身のテンションを上げるため、というのもある。これが一番大事だと思う。なんでもかんでもそうだけど、旅行にしろ楽器にしろお絵描きにしろプラモデルにしろ、いちいち他者の目とか意見とか気にしすぎる必要はないと思っている。商業の場とかなら気にする必要はあると思うが、楽しむ趣味程度のものであれば迷惑をかけない限りは別に自分が良ければいいなじゃないかなって思ってる。



あと明日から5日頑張れば俺はいったんは東京から離れられるというわけだ。明日から一週間、とりあえず頑張って生きようと思う。




そういえばリコリスリコイルという作品を見ている。オリジナルアニメ自体見るのが久しぶりなので、1話2話でこのアニメの世界観はこういう感じです、このキャラクターたちはだいたいこんな感じですみたいな説明的な感じなんだけど、3話あたりから段々と盛り上がってきた。次が7話(火曜日のdアニメストア配信で見ているから)なので楽しみ。久しぶりに毎週追っているアニメになる、というのもなんだけど、他のアニメも今シーズンについては毎週追いかけているようにしている。久しぶりにオタクしてるなと実感させられている。