riquの日記

ベースとたまに旅行関連の話についてまとめております。

お久しぶりの試奏小話

なんと去年11月からお久しぶりの試奏話になる。
死ぬほど楽器店に行かなくなった。今今すぐ買えるわけでもないし、オーダーするにしても最短で今年の年末だからまぁいいかなぁなどと言っていたらこんなに経っていた。買わないのに行くのもなんだかねぇっていうお気持ちだ。だが視野を広げるのも大事で、そのためにはたまに楽器店に赴いて実際に楽器を毎日触っている人たちに話を聞くなども大事にしなければならないのだ。

さて、今日は仕事だったのだが昼頃に抜けて健康診断のために外へ出た。ちょうど自分がよく利用する駅からの道中に位置していたため、去年頃からずっと気になっていたあの楽器を見てきた。



ベネボレント Carnival 6st

読み方合ってるのかな。お隣韓国のルシアーの作品。なかなか特異なルックスだが美しい。
パッシブでボリューム、バランサー、トーンというかなりシンプルな構成なんだけど、この特徴的なコントロールノブで細かくセッティングが出来る。普通のベースなら1か2と大雑把な調整しか出来ないとしたら、これは1.0、1.1とかそういう調整が可能というわけだ。
勿論普通のノブだって細かく調整は出来るだろうが、ざっくり1.1から1.4くらいとかそんなレベルだろう。ここまで細かくセッティングが出来るのはやはりこのデカいコントロールノブのおかげであるとも言える。つまりはこのデカく、見た目にマッチしているノブにも道具としての役割としてはとても重要な意味を持っていたということである。なかなかこれは見ただけでは想像出来ないというか、あまりぱっと思いつかないだろうと思う。思いついても大きい効果とかあるのか?とか思っちゃうと思うんだけど、ちゃんとあると実感できた。

ほんの少しずつ回していくとバランサー、トーンの変化が出るあたりとかが分かって楽しい。ちょうどこの出る出ないの境目みたいなところとかが良い感じなのだ。絶妙な調整が出来るっていうのが良い。HX STOMPとかデジタル系のやつも0.0から10まで細かい刻みで調整出来るし、ああいうのをアナログで直感的に出来るとでも言えばいいのか、美味しいところに持っていくというのはこの楽器ならではだなぁと思う。



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音の感じは概ねこの動画の通りで優しい感じ。
33インチの弾き心地に33インチというスケールの短さを全く感じさせないLow-Bの音色、いいね。
この安定感は中々出来ないと思う。木工技術の高さが出ているのだろうか。というかこのモデル、見るだけでホロウの形だとか、そういう部分なんかそうなんだけど、作るの大変そうな形してるよね。


例えばボディとネックの付け根あたりとか、随所にフォデラ感じさせるところはあるんだけど、フォデラとは全然方向性が違う。販売店にも記載はあるが、Fender likeな感じは全くせず、独自の世界を作り上げている感じ。ハッキリとメーカーのこの楽器の方向性のようなものが伝わってくる感じ、中々どころか大変良い。しかも日本展開1号(なのかな)、とにかくルシアーのこれでもかっていう好きが盛り込まれている感じがする。


中々こう、時間が経つと良いものが増えてしまうのだが、嬉しい悩みというかなんというか。
とにかく、ここ数年色々6弦など探してきたわけだが、6弦では2019年NAMMのジリコテアダモ以来のとんでもない楽器だったと思う。


これはとにかく唸った。唸らされた。
存分に悩ませてもらおうかなと思う。

多分買えるとすれば年末頃。オーダーするにも年末頃。
みつどもえになってきた。困った。






以上、大変久しぶりになる試奏話でした。
前回の帰省からとくに変わりなく生活していたが、変わりなさ過ぎて記事にするようなこともなかった。ギリギリになってようやくネタとして纏めることが出来て良かったなと思う。

最近は伊勢丹行く方が気持ち的に楽なんだ。何故なんだろう。



採血怖かったけど想像してたよりも痛くなかった。これは来年の自分の伝えてあげたいからここに記しておこうと思う。