10月26日から予定では30日まで関西の方に滞在する予定でした。
そのうち自由な時間は予定では26日土曜日から30日月曜日の14時頃まで。姉の結婚式ということで15時には京都から奈良の方へ移っておかねばならなかった。しかし、直前木曜日に知らされる突然の無期限延期、式の中止ッ!今更土日の旅行をキャンセルできるはずもなく、余裕があまりない状態で初の関西一人(と言いながら様々な方から案内していただいた)旅をしてきました。
まま、一年に一度くらいは羽伸ばしくらいしないと、大都会東京にずーっと居るのも疲れるってわけですよ。
(傘木)のぞみで行く京都、まずはJEUGIA
(傘木)のぞみで向かうは京都。到着次第すぐ八条口へ向かい、二日間お世話になるヴィアイン京都八条口へ荷物を置きに向かう。
京都駅構内は慣れると迷うことは一切ないが、初めて一人で歩いてみると大変迷うことになる。マップはよく確認しよう。
今回宿泊したホテル、写真を撮り忘れたが比較的最近完成したらしいということで大変綺麗だった。驚いたのはそのチェックインとチェックアウトの方法だ。ルームキーは見慣れた鍵状のものではなく、なんとカードなのである。後でこれに驚いたと話たら馬鹿にされた。絶対にゆるさねぇ、地球を滅ぼしてやる。
少なくとも東京に来た時や仙台で宿泊したホテルは程度が低かったのか知らないが鍵だった。素で化学ってすげー!つった。
鍵よりも荷物にならないから良いんだけど、ものを無くしやすい人は鍵よりも注意した方がいいと思う。無くしたら絶対めんどくさそうだし。
この日はTwitterやコミケなどで度々お世話になっております征夷大将軍氏と合流。関西の楽器屋を隅々まで案内していただきました。
京都大阪神戸と徒歩合計20キロにも及ぶ長距離移動、本当にありがとうございました。
早速電車に乗り込みJEUGIA本店へ向かう。
けいおんの聖地だが京都の楽器屋は見どころらしい見どころはない。完全にけいおん!の聖地巡礼に訪れたようなものである。
このJEUGIA、東京で言うとYAMAHAの代わりみたいなことをしていると聞いた気がする。どういうことかと言うと、YAMAHAの店舗の代わりにこのJEUGIAがあるとかなんとか。YAMAHAの楽器や書籍は関西ではここが扱っているという感じらしい。道理でやけにYAMAHAの楽器と、あと何故か偉大なるAria pro2の楽器が沢山置いてあるわけだ。
けいおん関連は一切置いていないのかと思いきや細々とエフェクターとポップが置いてあったのを見て何故か安心した。
ここでけいおんとコラボしたエフェクターを購入するとアニメ作中に登場した10GIA(綴りあってたかな)版のステッカーが手に入る。多分通販でももらえると思うよ。
TRB-JP2がやけに安かった。
五条?四条?三条?から梅田、心斎橋へ
関西の交通の利便性というか、とにかく凄い。京都から20~30分くらい揺られると隣県の大きな街に行くことが出来るのだ。いやそれ東京もそうじゃない?って思われそうだけど、東京は違うじゃん。君新宿から横浜行ってなんか感動するか?京都から大阪、大阪から神戸はなんかこう、うお~すげぇ~ってなるじゃん。わかるか?わからないか。そうか。多分だけど川越から新宿行こうとすると似た感覚は味わえるんじゃないかなって思う。或いは奥多摩から都心とか。
梅田、心斎橋では確かイシバシとか三木楽器に行った気がする。あとワタナベ楽器なるWarwickにやけに強い楽器屋も見た。
では早速試奏した楽器について色々メモしておく。
Wood Custom Guitars Vibe? 5st
関東ではまずお目にかかれない、最近ガンガン出てきてる気がする国産メーカー。
JabbaでいうとCustomにあたる本機、電池ボックス2個も何に使うのか結局分からなかったが音作りの汎用性というところではとても良い。どんなジャンルにも対応可能なのはやっぱり道具として扱う上では強いと思います。電池ボックス2個使うだけあってパワーはJabbaとかよりもある。重量は5弦ベースなら普通くらいの重さで、とくに言うことはない。
スラップの音が気持ちいい。
多分比較するとすればSugiではなくFreedom。東のFreedom、西のWood Cutomみたいな。
Wood Custom Guitars Supremacy 6st
ボテっとした大きなボディの6弦ベース。6弦なのに弦間は19mm、飛行甲板指板。BOHモデルのアトリエベースと同じ弦間で、かなり人を選ぶ。俺はダメだった。
かなり重量があり、音は今まで聴いたことないくらい澄んでて分離感も凄く、Hi-Cの音はまるでギターかピアノのよう。
スイッチが沢山あって何をしたら何が変わるのか分からなかった。コントロールとスイッチ沢山ついてるとその分選択肢は広がるんだけど俺は悩むことが増えるのでダメみたいです。足元はもちろん、さらに手元で音を都度都度弄くりたいって人はいいよね。
あんまりにも澄み渡りすぎてて誤魔化しが効かないから下手くそが弾くと絶望すると思う。弾いた力がそのまま音に出る上に音作りの幅がやけに広く、しかし音が一切の濁りなく澄み渡りすぎてるので、触れてみると本当になんだこれってなるに違いない。俺はなった。Vibeと違って人を選びますこれは。いやこの個体がそうだっただけなのかもしれないけど。コードも分離感凄まじいから綺麗なんだけど、これ何も噛まさずに弾くとギターとの音の違いが分からなさそう。
Adamovic 禅 5st
コンセプトモデル、禅。
疲れましたか?禅禅、禅禅 和イスキー禅 カラン
Haloを元に生み出されたコンセプトモデル、ZENの5弦。
コンセプトモデルとは何ぞや?材から細かなオプションなどが固定されているものを指すらしいけど、なんかオーダーする時に自由なオプション付けた禅"みたいな"ものを頼むことは出来るには出来るとは楽器屋店員の話。本当かどうかは知らないけど禅の弾き心地を気に入った兄C姉Cたちは試してみてほしい。
アダモはま~~軽い。だいたい3キロ、重くて4キロ前半はバケモンだと思う。
禅の特徴は指板に合わせてつけられたRの入ったフィンガーランプ。ピックアップカバーと一緒になっているから遠目だとバカでかい四角いでっぱりが出てるように見えるのが特徴。これがフィンガーランプをとりあえず付けましたみたいなものと比べると弾き心地が段違いで、フィンガーピッキングのしやすさは格段に良くなります。親指を用いたフォーフィンガーも大変しやすいし、これ俺のJabbaにも欲しいな~って思った。
音は中音域から高音域にかけてよく出る印象で、低音域の出が比較的おとなしい気がした。多分音の澄み方が違うのかなんなのか、ベース本体の重さなのか材によるものなのか、多分後者だと思うけど。
弦間は18.5mmの34インチ。ここらへんは多分普通の5弦ベースと変わりません。
バックにYellow poplar、トップにolive。
Maple/wenge 5pc.のネックにPau ferro指板。禅はこれが基本なので多分だいたい同じ音だと思う。
関西でもいい音しましたね。
Sandberg Forty Eight "MR/Hard Aged" 4st
めっちゃカッコいいベース。俺が弾いたわけではなく征夷大将軍氏が弾いた。
音の幅はまぁ広く、ロック寄りです。見た目も音もそんな感じ。
古いスポーツカーみたいな色でカッコいいと思う。
そんなに重そうではなかったのと、弾きやすそうだった。
実は中古ではないらしい。
あれ、結構回ったわりには全然ベース弾いてねぇじゃん...
心斎橋だが道行く人が東北ではまず見かけないタイプなので正直怖かった。東京と違って歩きたばこしてても殺されないらしい。とは言えやはり場所によると思うんだけど、いやわりと人が多く歩くところでも歩きたばこするもんだから危ないよね。あとやけにストリート系ファッションが多い気がする。関東と比べるとこっちのが武骨というか、男らしい雰囲気が多いと思う。
修学旅行以来の神戸へ───
ここではQ-Sicという楽器屋さんに行った。そういえば以前デジマートを見てみると神戸にも楽器屋はいくつかあったようだが、残念なことにいくつかは撤退してしまったようで、残っているのはこのQ-sicのみらしいのだ。のみ、というのも語弊があるが、楽器を販売しているという点では間違いではないと思う。ここは関東東北民が考える"関西と言えばといいう楽器が集まる関西らしい楽器屋"で間違いない。以前からデジマートにも変なのが集まってるなと思っていたが、実際に行ってみると想像以上であった。
Adamovic Halo 5st
Spalted African Padouk SapwoodにLimbaという構成。オーガニックとはこういうことなのだろうか。
印象は大阪で触れた禅と似た感じで高音と中音域が出てる印象なんだけど、こっちはカラっとした音。こんなカラっとした楽器を以前にも弾いたことがある、あぁ確かJerzy drozdだ。あれもこんな乾燥した音だったような気がする。
これも3.6キロとアダモの普通の重さ、やはり5弦の重さではない。
Haloはやっぱ弾きやすくていいよね。
Adamovic SuperNova 6st
SuperNovaは今後特別なモデルになるみたいなので簡単にオーダーは出来なくなるとかなんとか。
出入りの多い楽器。どうなんだろうって思ってたけどめっちゃ良かったです。
材がHollywoodにTulipwood、Ebiny指板とパッと見はAnthony Jackson presentation 2と似た感じ。
音は本当にピアノみたいな低音。こっちは中音域よりも低音域と高音域がよく出る印象か。
重さは4.6キロ前後とアダモにしては非常に重い。が、6弦としてみたら大変軽いと思います。てか俺のJabbaより軽いよこれ。
多分日本に入ってきたのは2014年です。5年も前の楽器なんだけど、5年でこんなに変わるもんなんだねぇと弾いてて思ったわけです。
渋谷にあるジリコテトップ、あれになるんだもんなぁこれが。すげぇや職人は。
Elrick 8st bass
東北人が東京から来たって言ったら奥から出してくれた関西らしいベース。
E弦から始まる8弦って何に使うんだよ、楽器屋の兄Cも知らん言うてた。
30インチなのでなんかアバシの8弦ギターとスケール自体は変わらんとかなんとか、知らんけど気になった人は調べてみてください。
音はバルトリーニの音なんだけど、高音域はもうベースなのかギターなのかわかんねぇよ。
重さは5キロ半ばと8弦にしては軽いと思うよ。
アメリカのメーカーなんだけど、ある意味アメリカらしいなって感じのベースだと思う。
予想店頭販売価格は48万円から55万くらいじゃないかなって思うよ。いや、誰が買うんだろうね。
そんな感じ。
楽しかったけど大変疲れました。こんなに歩き回ることももう二度はないでしょう。
神戸の夜景をぼーっと眺めていました。
一日あっという間に終わったな~とか色々考えながらぼーっと眺めてました。
ひとりで眺めるこの夜景はなんだか寂しくさせます。ひとりお台場で見る夜景も似た感情出てきます。
京都二日目三日目はやる気出た頃に必ずまとめますので今しばらくお待ちを。
そんなに試奏しなかったね。まぁそりゃもう今となっては関東も関西もそんなに品ぞろえに変な差が出るわけでもないしね。ギターならマルキオーネの有無とか、そこらへん大きいんじゃないでしょうか。ビンテージとかなら関東、モダンハイエンドなら関西みたいな。ベースはもうそんなに差異ないかな、いいことだと思います。
以上、一日目は京都大阪神戸でした。